せっかくなのでネタバレ記事を書こうと思います。
3時間+αで作ったゲームで、プレイ時間は5~10分です。
遊んでから読んでね。
あえて説明せずにシナリオ構成、に挑戦してみたので
実際はこんなかんじのバックストーリーがあるんだけど伝わってる・・・?っていうネタ晴らしです。
たかが3時間作品なので気にせずぶっぱできます。
されど思い入れはあります。
念のためネタバレ回避用スペース。
※ハッピーエンドもあるからぜひそっちみてね。
ミミちゃんにクッキーを5個あげると見れるよ。
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シナリオのおさらい。
王様からの依頼で東の洞窟に不思議なハコを探しに行きます。
不思議なハコがどんなものかはこの時点ではわかりません。

奥に進むとミミックのミミちゃんに出会います。
戦います。ミミックなので。

勝利して、問いただすと
奥の部屋に不思議なハコがあるとか。
報酬と、友達になることを条件に、一緒にむかいます。

不思議なハコがありました。
ミミちゃんは、この箱をどうするのか質問します。
そういえば知らせてなかったのと、プレイヤーに再確認してもらうため、です。
持ち帰ろうとすると、不思議なハコはミミックでした。
戦って、勝ちます。

勝利したら、勇者ちゃんはキレるもミミちゃんにたしなめられ、
ミミックでも不思議なハコは不思議なハコなので、回収します。
そして、帰ろうとすると・・・。

「明るいところは苦手」を理由に、洞窟に居座ることを伝えます。
勇者ちゃんはめんどくさがりながらも、渋々とOK。
翌日また報酬を渡しに来ることにしました。

エンディング。
洞窟に戻ると、ミミちゃんは 隠れてしまっています。
勇者ちゃんはミミちゃんを見つけることができず、そのまま帰ります。
少しだけ切ないエンディング。
個人的にはここまでで言いたい事言えたのですが伝わったかなーー・・・・が
このゲームの私にとっての挑戦ポイント。です。
いかがでしょうか。
いやー伝わらんだろな~~~~~~・・・・って今でも思ってます。
そんなこんなで、
KYで本来不要で余計な説明がここから始まります。
先に言ってしまうと、
不思議なハコはミミックのミミちゃんであり、
ミミちゃんは普段からミミちゃんをゲットしようとする者を
あの手この手で撃退しているのです。
ゲーム中に手に入れた不思議なハコは、ミミちゃんが用意したダミーです。

「みんなあそこであきらめる」が伏線です。
みんなに襲われてばっかで、寂しい思いをしていたところ
(表現上は雑だけど)ほめられたから心を開いて、友達になって。
ダミーを手に入れる際に、
不思議なハコをどうするのかと質問したら、「王様に売り飛ばす」と返ってきた。
自分が不思議なハコ、ということがバレてしまったら売り飛ばされてしまうかもしれない。でも。どうしよう。
その直後、ミミックとの戦闘。

勝利した瞬間、「ミミックなんてRPGに要らない」といってしまいます。はずみで。
この時、ミミちゃんは別れることを決意したのです。
バレたら売られてしまうかもしれないし、自分(ミミック)を否定することを言われてしまったから。
明るいところは苦手とか魔物だからとか、適当な理由をくっつけて。
要するにミミちゃんは勇者ちゃんを信じられなかったのです。
これが、せつないエンドの裏話です。
私はこれで満足してたんですが、
もし伝わらなかったらただの後味悪いだけのゲームになっちゃうよなぁと思ったのと
ちょっと感情移入してしまったのもあり、
せつなくないエンディング、要するにハッピーエンドを追加することにしました。

魔物がたくさん落とすクッキーをミミちゃんに食べさせたら好感度が上がり、
MAXの状態だとミミちゃんが、勇者ちゃんを信じて出てきてくれます。
(細かいけど、最初居なくてちょっとしてから出てくる=ミミちゃんは最後の最後まで迷った、のです)
システム的に他にどうしようもなかったから餌付けみたいになってるけど・・・
そこはまぁ・・・それはそれでかわいいでしょ・・・


そんなこんなで、ハッピーエンドのシーン。
さらっと言ってますが、ネタばらしです。
「明るいところは苦手」は嘘でした。これが答えです。
「ミミックなんて要らない」と衝動的に口走ってしまうことはどちらのルートでも変わらないんですが、
普段の付き合い次第で、ミミちゃんの気持ちが揺れる。
この辺がキモでした。

そもそもタイトル画面でミミちゃん=不思議なハコってことを説明してたりします。
クリア後になんとなくわかる・・・みたいなのが出来たらなーをちょっと意識してみました。
ぐらいちょっといろいろ3時間ゲー+アプデ一回ながらも詰め込んだんですが
伝わって・・・ないよなぁあああ~~が半分、
私の中に意味があればいいか、もしかしたらわかってくれる人がいるかもしれないし。が半分。
そんな気持ちになりました。
いままでキャラクターに「嘘」をつかせたことがなかったので
(セリフ=説明っていう思いがあったから)
我ながら、くるとこまできたなぁ。をちょっと誉めたいところ。えらい。
この背景を私は知っているので、
プレイするたびに
「言ってないけどこのときこういう気持ちなんだなぁ」を無意識に想像できて
いまでも浸れます。
3時間ゲーの中で一番思い入れ深いかも。
伝わらないかもしれないけど、伝わらないかもしれないからこそ。みたいな。
でした。
長文読破あざしたーー作品語りマンとりあかだよ~~
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